エレミ
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(乳香)
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エレミ Canarium
luzonicum
エレミは、30メートルもの高さにも成長する熱帯樹木です。フィリピンが原産地で、現地では「ピリ」という名前で親しまれています。フランキンセンス(乳香)、ミルラ(没薬)の近縁種で、これらの植物と同様にエレミも中東では数千年前から様々な用途に重宝されてきた植物です。樹皮に切り込みを入れるとオレオレンジ(エッセンシャルオイルとレジン〔樹脂〕が主成分のゴム状物質)と呼ばれる樹脂が染み出します。この樹脂は、最初白色をしていますが、時間とともに黄色がかった色に変化していきます。これを水蒸気蒸留してエッセンシャルオイルを抽出します。
エレミのエッセンシャルオイルは、柑橘系に近い爽やかさに、ややスパイシーな趣を含む強い香りが特徴です。近縁種のフランキンセンス(乳香)にも似ていますが、レモン調の爽やかさも合わせ含んでおり、心にぬくもりを与えて、穏やかで平和な気分にしてくれる香りです。心を鎮静させ、瞑想の際の香りとしても利用されます。精油の特性もフランキンセンスに似ており、代用品として利用されることもあります。スキンケアにも使われ、特に成熟肌には有効といわれています。
エレミはフィリピン原産の植物ですが、中東地域で古くから利用されてきた植物です。古代エジプト人は、エレミの樹脂の殺菌、防腐作用を活かして、遺体の保存に利用していました。現在では、エレミのエッセンシャルオイル(精油)は、貼り薬や軟膏などの原料としても使われています。
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科名 |
カンラン科 |
主産地 |
フィリピン 中東 |
抽出方法 |
水蒸気蒸留法 |
抽出部位 |
樹皮から採取した樹脂 |
ノート |
トップ |
主要成分 |
フェランドレン テルピネオール |
作用 |
鎮静 緩和 |
適応 |
心身の緊張 美容分野 |
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