精油(エッセンシャルオイル)の効用
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精油の香りが脳に伝わると、それぞれの香りのメッセージに対応した生理活性物質(ある特定の作用を生体に引き起こす物質)が脳から分泌されます。また、精油を使用したマッサージは、一般のマッサージの効用に精油の効用がプラスされます。
このように、エッセンシャルオイルの有効成分を私達の身体に取り入れる方法は、鼻から吸い込み脳に伝える吸入、皮膚から吸収させ血液やリンパ液に送り込むマッサージの2種類があります。応用なども含めて分類するとすれば、芳香浴、アロママッサージ、アロマバス、コスメティック、フレグランス などがあります。
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◆芳香浴
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芳香浴とは、日々の暮らしの中で様々な香りの空間作りを楽しみながら、同時にアロマテラピーを効果を取り入れるテクニックを言います。芳香浴には次の方法があります。
蒸気吸入・・・ティーカップやボウルに熱湯を入れ、目的に応じた精油を数的落とします。精油は熱で揮発するので、精油の有効成分が香りとともに室内を満たします。
香炉やキャンドルで・・・香炉やキャンドルや電気で加熱して香りを楽しみます。
スプレーなどで・・・日常のちょっとしたリフレッシュなどにエアフレッシュナーを作っておくと重宝します。
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◆アロママッサージ
アロママッサージは、皮膚を通して製油を体内に吸収させる手法です。その際には必ず、精油を植物油で希釈して適性濃度に薄めてから行うのを忘れないようにしてください。
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◆アロマバス
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入浴は皮膚を清潔に保つだけでなく、温熱効果によって血液循環を高め新陳代謝を促します。入浴時は呼吸数が増えているので、揮発した精油は肺に吸い込まれやすく、毛細血管に取り入れられ、全身を駆け巡ります。また皮膚からも精油が直接体内に取り入れられます。このように、精油が鼻、肺、皮膚を通して有効成分が浸透して、アロマテラピー効果は大変たかくなります。
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◆コスメティック
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精油が持っている抗酸化作用(老化防止)、収れん(肌をひきしめる)作用、抗菌作用などを生かして、パックなどを作ります。心身のリラックスで血液循環が高まります。
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◆フレグランス
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精油と無水エタノールで自分だけのオリジナル香水を楽しみましょう。ブレンドの知識を身につけると、いろいろな方面で活用することができます。
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