ジャーマンカモミール Matricaria
chamomilla
ジャーマンカモミールは、ヨーロッパ及びアジア北部が原産で、春から初夏のさわやかな季節に花を咲かせる一年草です。細長くやわらかい沢山の葉は、羽毛のような優しい印象を与えます。弱った植物の近くにカモミールを植えると、元気を取り戻すと言われ、「植物のお医者さん」とも呼ばれています。エッセンシャルオイルに含まれるアズレンは、植物中には含まれておらず、水蒸気蒸留の過程で形成されます。
カモミールという名前は、ギリシャ語で「地面のリンゴ」という意味の言葉に由来しています。古代エジプトでは、熱病の治療にカモミールのハーブを使用したといわれています。エッセンシャルオイルは、髪を美しくする効果もあるとされるため、シャンプーの原料としても古くから使われてきました。現在でも、カモミール配合のヘアケア、ボディーケア商品がたくさん販売されています。また、リキュールの香り付けや香水の原料としても人気があります。カモミール・ティーは、消化を助けると共に安眠を促してくれるハーブティーとして、ヨーロッパでは一般に広く親しまれています。
ジャーマンカモミールのエッセンシャルオイルは、少しぴりっとした香りで、ローマンカモミールよりもややシャープな趣があります。
抗炎症作用のあるアズレンが豊富に含まれており、幅広い用途に利用することができます。綺麗な青色をしていることから、別名「カモミール・ブルー」とも呼ばれますが、この色はアズレンによるものです。ヨーロッパでは、あらゆる痛みや炎症に利く民間治療薬として、何世紀も前から使用されてきたハーブです。
カモミールの香りは、緊張や怒りなどのネガティブな感情をほぐして、心を落ち着け、情緒を安定させてくれます。眠れないときにも役立つ精油で、就寝前のアロマバスや寝室のフレグランスとしてもおすすめです。
抗炎症作用のあるアズレン(カマズレン)が豊富に含まれており、幅広い用途に利用することができます。綺麗な青色をしていることから、別名「カモミール・ブルー」とも呼ばれますが、この色はアズレンによるものです。ヨーロッパでは、あらゆる痛みや炎症に利く民間治療薬として、何世紀も前から使用されてきたハーブです。身体に対する働きから、女性にとって重宝する精油でもあります。
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