マテはペルー、ブラジル、パラグアイなど南米各国に原生する4〜8mの常緑植物で、各地で広く栽培されています。
モチノキ科に分類されるこの植物は、モチノキ同様、革のように硬い葉を持っています。南米各国では、葉の部分が薬草として、或いは爽快感を与えるハーブティーとして、伝統的に利用されています)。南米でマテ
と言えば、日本の緑茶の如く、『ナショナルドリンク』とみなされ、人々にこよなく愛飲されていますが、ヨーロッパでは、「インディオの緑色の黄金」(the
green gold of the Indios) と呼ばれ珍重されています マテの伝統的な医学的利用法としては、利尿剤や強壮剤、中枢神経刺激剤などが挙げられます。また、排泄物の排出
や体内の浄化を促進する効能も広く一般的に知られています。 著名なハーブ研究家はマテを、「体全体の強壮剤」と表現し「大量に摂取したとしても、刺激を与えすぎることなく、各々のボディーシステムにおいてバランス調整を促進する作用がある」と書いています。マテの持つ身体に対する強壮作用は、睡眠サイクル
を調整したり疲労回復を促進する効果があります。 また、食欲を制御したり、身体を元気付けたり、筋肉に作用し疲労を取り去る効果などもマテの効能として知られています。