お菓子のマシュマロは天然の糖分があるこのハーブの根から作ったのが始まりです。また、学名の”ａｌｔｈｏ”というのは、ギリシャ語で「癒す」という意味があるように、古代エジプトの時代からこのハーブを薬として用いてきました。特に根の部分には、多くの糖類が蓄積されていて、嗜好品のような形でも利用がされていたようです。
　根に含まれる甘味のある粘質物は鎮痛作用に優れ、荒れた肌に効果があります。また、根の抽出液を皮膚の傷や火傷などに塗って使用すると効果がありますし、また飲用することにより、便秘の解消・胃腸の炎症防止などに役に立ちます。その他、腎機能を強化し、利尿作用を高め、また尿道結石や腎結石の予防にも効果があります。
　葉の部分は、気管支を含めた呼吸器系の健康のために用いられます。