[5] 卵・ミルク・乳製品
タンパク質について
栄養の基礎知識
◆卵
卵は朝食の材料として広く使われています。また、加工食品ーパン、ケーキ、クッキー、アイスクリームなどの材料にも使用されています。卵の白身が良質なタンパク源です。黄身はコレステロールがたくさん含まれています。しかしながら、卵だけを時々食べる分にはあまり問題はありません。卵自体は、できるだけ抗生物質を使っていない鶏の卵を摂取するようにしたいものです。またサルモネラ菌などの汚染がある場合があるので、なるべく新鮮なものを食べたほうが良いでしょう。
◆ミルク・乳製品
牛乳、イチーズ、ヨーグルトと言えば、好きな人が多い人気のあるタンパク源でしょう。私たち日本人にとって牛乳というのは栄養のある食品というイメージがありますが、いろいろな問題を含んでいるのも事実です。たとえば牛乳を飲むとお腹をこわすという人がいます。これは乳糖が消化できないために起こるものです。乳糖を代謝する酵素のラクターゼが欠乏しているために、下痢になったりするのです。また牛乳の脂肪(乳脂肪)は、飽和脂肪もとても強くコレステロールもたくさん含まれています。チーズは牛乳を濃縮させたものですが、タンパク質も濃縮されると同時に乳脂肪も濃縮されます。多くのチーズには50〜70%の脂肪が含まれています。その中でもクリームチーズ、カマンベールチーズ、ブリーチーズなどは高脂肪です。プロセスチーズやチェダーチーズ、カッテージチーズはそれほど高脂肪ではありません。乳製品はかならずラベルを読んで、脂肪の含有量を調べるのをわすれないようにしましょう。牛乳のタンパク質であるカゼインも時にして悪さをします。喘息・気管支炎、副鼻腔炎などの人が飲むと、粘液生産量を増やして症状を悪化させる原因にもなります。さらには、免疫系を刺激することもあります。免疫過剰の状態になりアレルギー、自己免疫疾患を作り出すこともあるので注意が必要です。
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[2] 肉食の問題点
[3] 赤肉と白肉と鳥肉
[4] 魚肉と甲殻類
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